お庭は、家族が集う癒しの空間。また、空き巣などの侵入を防ぐための第一防衛ラインでもあります。
防犯意識を高めることで、安心で快適な生活を守りましょう。
そこで今回は、お庭で簡単に実践できる防犯対策を具体例とともにご紹介します。
見通しの良い環境作り

庭木や雑草の有無は、空き巣が侵入しやすい家かどうかを見極めるポイントの1つです。
家の庭に雑草が生い茂っていたり、庭木が全く手入れされていない庭は「住まいの環境に気を配っていない=防犯意識が低い」という印象を与える可能性があります。
空き巣から「侵入しやすい家」とみなされてしまうこともあるのではないでしょうか。
また、伸びきった庭木を放置していると視覚を作ってしまい、空き巣が身を隠せる場所が多いことから、他の家の庭より侵入しやすく感じさせてしまう可能性もあります。
【解決策】
庭木の剪定や雑草の除去を定期的に行うことで庭を清潔に保ち、見通しの良い環境を作りましょう。また、植木鉢やホースなども整理整頓するようにしましょう。
庭の手入れがされている家は「住居の環境に気を配っており、防犯意識が高い」「死角や隠れる場所がない」という印象を与えることができるので、防犯対策として有効です。
「いつも綺麗にしている家」という印象を与えるだけで、不審者を避けられるだけではありません。万が一の際にも、近隣住民や警察が異変に気付きやすくなります。
防犯フェンスの活用

お庭を守るためには、防犯性と美観を兼ね備えたフェンス選びが重要です。
外からの視線を遮断する高い塀や生け垣はプライバシーを確保する一方で、不審者が隠れる場所にもなってしまいます。
【解決策】
格子タイプなどの見通しの良いフェンスを設置することで、ある程度高さがあっても外から見えなくなる心配はなく、空き巣の侵入を防止しやすくなります。
また、フェンスは塀や生け垣よりも風通しが良く、庭からも外の景色が見えるため開放感が得られるという利点もあります。 フェンスを選択する際は、防犯性とプライベート性を両立しつつ、家全体の美観を損なわないデザインを選びましょう。
音で不審者を撃退!砂利も効果あり
歩くと大きな音を立てる砂利は、空き巣の侵入を防ぐアイテムの一種です。庭に敷くだけで、不審者に心理的なプレッシャーを与える効果があります。
砂利にはガラスやセラミックなどさまざまな種類があり、粒の大きさもカラーバリエーションも豊富です。また、素材によって踏んだ時の音にも大きな違いがあります。
庭のデザイン性の向上や、ガーデニングやエクステリアのお手入れの一環として取り入れてみてもいいでしょう。
【設置ポイント】
砂利は、侵入経路に用いられやすい「側庭」や「裏庭」などの人目につかない場所や、目が届きにくい「お風呂」「トイレの窓周辺」などに敷くと効果的です。
防草シートを組み合わせると雑草防止効果もあり、お手入れの手間も減ります。
ライティングで防犯効果アップ
夜間は空き巣が活動しやすい時間帯です。防犯性を高めるために効果的なライティングを行いましょう。
夜になると人気がなくなり暗くなる場所には、「センサーライト」の設置もおすすめです。近くを人が通ると人感センサーが反応し、光で人の存在を知らせてくれるセンサーライトは、空き巣が嫌がるアイテムです。
また、明るさセンサーやタイマー機能付きのライトも便利です。目的に応じて最適なタイプを選びましょう。
〈センサーライト〉
人感センサー付きライトは、不審者を驚かせる効果があります。カーポートや勝手口に設置するのがおすすめです。
〈ライトアップ〉
庭木や外壁をライトアップすることで、不審者に見られている感覚を与えるとともに、美観も向上します。
防犯カメラで万全の対策を
防犯カメラは空き巣対策の決定打。「防犯意識が高い」という印象を与えることで、結果として空き巣に狙われにくくなります。
スマホ連動型のカメラなら外出先からも庭の様子を確認できます。また、録画機能付きカメラは証拠収集にも役立ちます。
【設置箇所】
勝手口や駐車場、玄関周辺、庭を見渡しやすい家の外壁などに設置するのが効果的。複数台を組み合わせて死角を減らしましょう。
【ポイント】
防犯カメラを設置する際は、配線の目立たないデザインや、雨に濡れてもいいように防水性能のあるカメラを選ぶのがおすすめです。
また、赤外線付きのカメラもおすすめです。赤外線が付いていれば、真っ暗で何も見えない場所でも、しっかりと人の姿を写し出すことができます。
お庭の防犯対策は、大切なご家族の安全を守るだけでなく、住居の美観を保つことにもつながります。
当社では、お客様のライフスタイルに合わせたプランをご提案しております。ぜひお気軽にご相談ください。